新築を建てた際、ＬＤＫに階段があると夏や冬にエアコンの効きが悪くなる…
そういった失敗例をよく聞きます。
最近のリビングにはＬＤＫの間取りの中に、デザイン性を兼ねた
階段を設けるケースが増えています。
これはリビングイン階段と呼ばれていて、一見デザイナー住宅のように
おしゃれな間取りに見えます。
でもこの間取り…
空調設備計画をちゃんと考えておかないと、
間取りづくりで失敗します。
リビングインの間取りの欠点は、寒い冬の季節に暖かい空気が
上に抜けてしまうことです。
夏の季節にはエアコンの冷たい空気げ原因で、対流がおき、
２階の熱い空気と１階の冷たい空気が入れ替わってしまうなどの
問題が生じてしまいます。
つまり、リビングイン階段は冷房効率が大変悪くなる危険があるのです。
このような失敗をしないために、最近ではリビングインの階段に
ドアをつける人が多いです。
ただ、この階段のドアは少し注意が必要で、ドアを開けるときに家族と衝突…
なんて危険性もあります。
では、どうすればいいかというとドアではなく引き戸にすればいいのです。
引き戸でにすれは、部屋の中央部でドアが開くことになるので、
激突の心配がなくなる…
というわけです。
しかも、開ける方もゆっくりと開けたりすることで、
快適なリビングインの階段ができあがります。