まだまだある2階リビング逆転プランのメリット

2階リビングの逆転プランにはまだまだ他にもいろいろなメリットがあります。

そのメリットとして挙げられるのが日差し…
住宅の南側はどうしても建物などが迫ってきていますから、1階の日照が取りづらいものです。
2階リビングだといつもいる居住空間の高さが高い分、日差しが入りやすくなります。

また、2階下に空間があることもあり、冬場は1階が断熱効果を発揮して、通常の家よりも2階が暖かくなることもめりっとです。
冬場、通常の一戸建てよりもあたたく感じるのはこのおかげです。

さらに洗濯機を2階におくことで、洗濯物を階段を上らずにバルコニーなどに干せるようになります。
毎日の家事に追われる奥さまにとってはかなりのメリットだと思います。
また、干してある洗濯物が外から見られにくくなるので、プライバシーが保たれやすくなることもうれしいですよね。

2階リビングだからこその意外なメリットもあります。
干す場所をバルコニーにすることで、庭をオープン外構にしやすくなりますから、日照がが得られやすいので洗濯物が早く乾くことも家事を助ける大きなメリットなのです。

さらに土地が角地や人通りの多い道沿いだと、リビング・ダイニングや風呂が外から覗かれにくくなるので、プライバシーが保たれやすくなります。

法規制上のメリットもあります。
それは駐車場の車庫緩和規制と組み合わせた間取りづくりです。

通常、一戸建ての駐車場は建物とは別にカーポートや車庫として設けられますが、最近では建物中に付属する車庫や駐車場施設(ビルトインガレージ)などが増えています。

問題は容積算定上の床面積のことで、ビルトインガレージのように駐車場を建物の中に入れてしまうと、延べ床面積がその分増えてしまうのではと考えがちですが、今の建築基準法で床面積は各階床面積の合計の5分の1を限度として、容積率算定上の延床面積から除外することができるのです。

仮に車庫が30平方メートル、1階の車庫を除いた部分が50平方メートル、2階が70平方メートルだとすると、その合計150平方メートル。

その面積の5分の1は30平方メートルであり、車庫部分の床面積がまるまる法令上で必要な容積率算定上の延べ床面積から除外されることになるわけです。

ただし、5分の1を超える面積は延床面積に加えられることになります。

このことを利用してビルトインガレージをつくると、敷地面積最小でも建築面積と容積を同時に最大にできる建物ができることになるのです。


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