一戸建てを支えてくれる大切な基礎、べた基礎と布基礎とは…

一戸建て木造建築で建物の重みを受ける重要な地盤のことについては、土地探しから家を建てるまでに少しはかかわりを持つと思います。
住まいとなる家の土台を支えてくれる地盤が強いのか弱いのかは、家づくりにとってとても重要だからです。

当然のことですが、一戸建ての土地探しにはいい地盤であるにこしたことはありません。

さらに言えば、家を支える土地地盤の上、つまりは基礎がちゃんと家を支えられる強度になっているかについても、土地探し以外に重要な家づくりの条件の一つなのです。

そこで家を支える家の基礎形式について、どのようなものがあるのか少しご紹介しましょう。

家の基礎として多く用いられているのは、「布基礎」と「べた基礎」という二つの工法です。

布基礎というのは割り箸を四角組んだものの上に家を建てるイメージの基礎形式です。
『線』の上に家を組み上げるので、非常に不安定で、しかも一箇所に片寄って荷重がかかると簡単にゆがんでしまう恐れがあり、イメージ的に言うと地面の上にコンクリートを組み立てていくような感じです。

一方で、ベタ基礎というのは平らなコンクリートの床の上に布基礎がある…そう考えるとわかりやすいと思います。
地面の上に、平坦にコンクリートを流し込み、家の重みが分散されるように受ける面積を大きくします。
その分、家そのものが沈みにくく、しかも安定しています。

最近はこのベタ基礎を採用するところがほとんどですが、布基礎に比べ、コンクリートの量は増えますが施工手間がかからない…
そのことが、ベタ基礎の採用が増えていった理由の一つなのだと思います。